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心地良いあかりとは?

ぬくもりを感じる心地良いあかりとはどのようなあかりだと思いますか?
光の感じ方は人それぞれではありますが照明メーカーで働いた経験のある私が思う心地良いあかり空間とは

『暖かみのあるオレンジ色の光で、いくつものあかりが散りばめられた空間』

北欧のあかりがまさしくこれです。
北欧地域は日照時間が短く冬は昼間でも暗いという環境下で自然と複数の灯りを使う文化が生まれました。
夜が長いので、家族だんらんの時間を大切にしたり、パーソナルスペースで静かに読書に耽ったり
という時間の過ごし方を大事にしていて居心地の良い暖かみのある空間づくりが自然と出来上がったのだと思います。
それでは居心地の良いぬくもりを感じるあかりのポイントをご紹介して行きます。

1.あかりの色について
専門用語では色温度(単位K=ケルビン)といいますが
いわゆるオレンジ色の光(電球色)は落ち着く色で2700K~3000K
反対にオフィスの様に白い光(昼白色)は元気が出る色で5000K前後

色温度と自然界の太陽の色で説明すると
日の出30分位では2700K前後でまだ眠くてフル活動モードではありません。
そして昼間真上に来た太陽の色は5000K(昼白色)=元気にフル活動している時間帯ですね。
そして夕方になり夕日の太陽はオレンジ色っっぽくなり2700K~3000K(電球色)=くつろぎモードとなります。
ちなみにアロマキャンドルを炊いてヒーリングミュージックをかけて瞑想するととてもリラックスしますが、
キャンドルの色温度は2000K前後。
色温度の数値が低くなればリラックスモード。高くなれば活動モードと言う訳ですね。

2.複数のあかりを多灯づかいする
ひとつのあかりでお部屋全体を明るく出来るシーリングと言われる照明は
お部屋に入ってスイッチひとつで部屋全体を明るくすることが出来ますし
最近ではリモコンひとつで電球の色も昼白色~電球色に切替えが簡単にできて便利ではあありますが
今ひとつ光が平面的で空間に立体感が出ませんので雰囲気づくりには欠けます。
マンションなどで照明をつける場所が1カ所と決まっている場合は複数のあかりの集合である
シャンデリアをつけてみるのもよいですね。
更にスタンド類を用いて複数のあかりを空間に配置していけば立体感も出て
雰囲気ある寛ぎの照明空間となります。

  

3.間接照明を上手く使う
建築化照明といって建物の一部に照明を仕込んで天井や壁を照らす手法も間接照明ですが
天井や壁のバウンド光となるのでとても柔らかい光が空間にまわり寛げる空間となります。
但しこの手法は建築にあかりを仕込むので家を新築する時やリフォームなどの場合にしか取り入れられません。
 

もっと簡単に取り入れられる間接照明としてスタンド照明を活用する方法があります。
例えばTVの後ろやソファの後ろに置くだけの間接照明スタンドを用いれば
手軽に建築化照明気分を味わえます。
壁面の間接光が柔らかく目に入って来て明るく感じるのに癒やされ
手元にはフロアライトとお部屋のコーナーに低い位置のあかりを置くと北欧のような照明空間の出来上がりです。

 

いかがでしょうか?ただ明るいだけの空間をほんの少し工夫するだけで心地良いあかり空間を作ることができます。
SACHIinteriorではただお部屋をコーディネートするだけではなく生活シーンも含めた居心地良い空間づくりをご提案しています。
どうぞお気軽にご相談下されば幸いです。