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3Dパース

お客様にインテリアをご提案する際にインテリアパースを使う事があります。
10回口頭で説明をするよりパースを使って見て頂くと一発で完成空間の共有が出来ます。
昔は手描きパーにに色を塗って時間をかけてやっていましたが最近はもっぱら3Dパースを
使う事が多くなりました。
というのも手描きパースだと壁にタイルを貼った時や模様のあるアクセントクロスを
貼った場合の表現には限界があり“このタイル”を張ったら“こんな感じ”と言ったある意味
雰囲気のみをお伝えする感じになります。

ところが3Dパースですと“〇〇メーカーのこのタイル”を選択するとずばり大きさも色柄も本物に近い表現が出来るのです。
とても簡単な上に例えばお客様がタイル選びで色柄に迷いがあった場合は目の前でチェンジして雰囲気を見てもらう事が出来るのです。
手描きパースですとその場では無理ですし、持ち帰ってまた一から柄を描いて色を付ける作業をする事になり
大抵は1回空間イメージを共有したらあとはお客様にイメージしていただくしかありませんでした。

ただ3Dパースの気をつけなければならない点は光の調整を手動でやる必要があるという事。
たまにダウンライトの数は実際の設計と同じ数なのに3Dではハレーションを起こして
せっかく表現したタイルが真っ白、家具もテッカテカといった事も起ります。
その場合は手動で光源の強さを調整して必要あらば照明を消してしまう場合もあります。

下の3Dパースはタイルを明るめのものとダーク系で変えていますので同じ空間でも
雰囲気がガラッと変わるのが分かりますね。
こうやってお客様の希望する空間に近づけて背中を押すことが出来るのです。